創業者の考え方

誰しもが舞台に立つ
主人公だと、考えます。

私どもの会社は、学歴、年齢、性別などはまったく関係ありません。人間はみんな、この世の中で何かをやろうとして生まれてきたと思います。また、社長が偉いという考え方は、ありません。「わらじを作る人履く人。籠を作る人乗る人」という言葉が日本にありますが、お互いの存在がなければやりがいも、喜びも感じることはできません。

自分にしかできないことがあるということは、その人に存在価値があるということだと思います。やりがいを感じながら仕事をするのと、義務的に仕事をするのとでは、仕事の取り組み方にも、また、結果にも天と地ほどの差が出てきます。体に例えて言えば、心臓が一番、肝臓が二番目に大切ということはありません。人は誰でもその人にしかできない何かを持っているはずです。

花でも、バラが一番、タンポポが二番ということはありません。同じように、会社で言えば、社長が一番、専務が二番ということもありません。それぞれが、大切な存在なのです。戦国武将の性格、生き方を表した有名なホトトギスの話があります。

織田信長は「鳴かぬなら殺してしまおうホトトギス」
豊臣秀吉は「鳴かぬなら鳴かしてみせようホトトギス」
徳川家康は「鳴かぬなら鳴くまで待とうホトトギス」
私の場合は「鳴かぬなら鳴くのと変えようホトトギス」という言葉になります。

私は、その人に問題があるのではなく、配置に問題があったのではないかと考えます。その人の長所に気付けなかったことが問題ではないでしょうか。また、私はそういうものの考え方から、大きな会社を築いていくのではなく、社会から必要とされる会社を築いていきたいと思っています。そして、働いている人に「今の私があるのは、あの感謝グループに出会ったからだ」「自分の大切な人にも入社してもらいたい」と思ってもらえる会社を創っていきたいものです。


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